Claude in PowerPointの紹介

AI

こんにちはKIYONOエンジニアです。

今回は2/6にβ版としてリリースされたClaude in PowerPointのインストール方法と使い方について紹介したいと思います。Claude in PowerPointの対象プランはMax、Team、Enterpriseの3つとなっており、PowerPoint内とClaudeを連携させることで、エージェントを活用したスライドの追加や修正が可能となりました。

Claude in PowerPointの主要機能

Claude in PowerPointはMicrosoft PowerPointに直接統合するアドインであり、PowerPointとClaudeを連携させることで、以下の5つの機能が使えるようになります。

1. テンプレートからのスライド生成

クライアントや企業のテンプレートをあらかじめ適用した状態で開き、自然言語で指示を出すと、スライドマスターのレイアウト・フォント・配色を読み取った上でスライドを生成します。ブランド外の要素を勝手に持ち込まない点が特徴となっています。

プロンプト例:

  • 「TAM, SAM, SOMをカバーする市場規模セクションを3枚のスライドで作って」
  • 「1カラムコンテンツレイアウトを使ってエグゼクティブサマリーのスライドを追加して」

2. 既存スライドのピンポイント編集

特定のスライドやオブジェクトを選択した状態で変更指示を出せます。Claudeはどのスライド・どのオブジェクトが選択されているかを認識し、周囲のフォーマットやコンテキストを維持しながら編集を行います。

プロンプト例:

  • 「このスライドのテキストを簡潔にして」
  • 「四半期トレンドを示すチャートを追加して」
  • 「スライド4〜7のストーリーラインを再構成して」

3. デッキ全体の一括生成

白紙のデッキを開いてゴールを説明すると、論理的な構成とプロフェッショナルなデフォルト設定でドラフトを構築します。その後、個別に微調整していく使い方が想定されています。

プロンプト例:

  • 「市場参入仮説を説明する10枚のスライドデッキを作成して」
  • 「タイムラインとネクストステップ付きのプロジェクトアップデート資料を作って」

4. ネイティブチャート・ダイアグラムの作成

箇条書きをプロセスフロー図、ダイアグラム、棒グラフ、円グラフなどのビジュアルに変換可能です。重要なのは、静的な画像ではなくPowerPointネイティブのオブジェクトとして出力されるため、ユーザーが後から直接編集できる点です。

プロンプト例:

  • 「この箇条書きをプロセスフロー図に変換して」
  • 「このデータテーブルから棒グラフを作って」
  • 「市場シェアの内訳を示す円グラフを追加して」

5. テンプレート認識

Claudeはデッキのスライドマスター、レイアウト、フォント、カラースキームを自動的に読み取り、生成・編集するすべてのスライドでそれらを適用します。テンプレートへの準拠を維持し、ブランド外の要素を導入しないよう設計されています。

インストール方法

個人ユーザーの場合、Microsoft MarketplaceのClaude in PowerPointリストページから「Get it now」をクリックしてアドインをインストールし、PowerPointを開いてアドインを有効化、Claudeアカウントでサインインすれば使い始められます。

管理者が組織展開する場合は、Microsoft 365 Admin Centerから「Settings > Integrated apps > Add-ins」へ進み、Microsoft AppSourceで「Claude by Anthropic in PowerPoint」を検索してデプロイします。デプロイ後、チームメンバーはMacなら「Tools > Add-ins」、Windowsなら「Home > Add-ins」からアドインを有効化できます。

実用例

Claudeと同様にチャット形式でプロンプトを投げることができ、それに基づきClaudeがスライドや図を作成してくれます。実際にClaude in PowerPointについての説明を行うスライドの作成を依頼したところ、このようなスライドが生成されました。

PowerPointと連携することの最大のメリットは、作成途中のスライドのテンプレートをもとに必要なスライドの追加や編集、図の生成などが簡単に行えることです。特に、Claudeが生成したテキストや図をユーザーが簡単に編集できるため、かゆいところにも手が届きます。

しかし,全体としてのスライドの生成能力は非常に高いものの、詳細なデザインの差異や配置のずれなどが所々に見られました。そのため,Claudeに生成依頼→手動で微調整が最も効率よく質の高いスライドを生成することが可能であると感じました。

今までのスライド生成エージェントでは、詳細な部分をプロンプトで調整する必要があったり、作成途中のスライドへの組み込みが難しい部分があったため、Claude in PowerPointによって資料作成がより一層楽になったと感じました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、Claude in PowerPointの主機能、導入方法、使用例について説明しました。

ClaudeをPowerPointに組み込むことで、既存のテンプレートを維持したまま、エージェントとインタラクティブにスライドの生成が可能である点が魅力となっています。

まだβ版であり、今後さらに機能が増えていくことで、資料作成の効率がますます上がっていきそうですね。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました